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埼玉県議会議員への陳情および資料送付について

このたび当会ではいじめ重大事態被害者保護者 7 名連名で、埼玉県議会議員の皆様に対し、いじめ重大事態に関する調査の適正化および被害者支援の充実を求める陳情を行い、あわせて関連資料を送付いたしました。

なぜ今、この行動を行ったのか?

近年、埼玉県内ではいじめ重大事態に関する報道が繰り返される中で、「調査は本当に適正に行われているのか」「被害を受けた子どもや家族は、守られているのか」という根本 的な問いが、改めて浮かび上がっています。

確かに、制度は存在しているのです。

しかし、その運用の過程で、「調査の透明性が十分とは言えないこと」「被害者側への情報 共有が限定的であること」「調査のやり直しが容易ではないこと」など、多くの課題が残さ れているのも事実です。

 

私たちは、こうした現状を個別の問題としてではなく、制度としての課題として捉え、議会に対して問いを投げかける必要があると考えました。

今回送付した内容

今回、議員の皆様には以下の資料をお送りしています。

  • 陳情書(制度改善を求める要請)

  • 所管事務調査依頼書(常任委員会の調査・研究を求める要請)

  • アンケート(現状認識と対応方針を問うもの) 

 

アンケートについては、議員一人ひとりの認識と姿勢を可視化することを目的としており、回答内容は一覧形式で公開を予定しています。 また、未回答についてもその旨を明記する予定です。

提言の柱

今回の提言は、大きく言えば次の三点に集約されます。

  • 調査の透明性を高めること

  • 調査の中立性・公正性を制度として担保すること

  • 被害者側に実効的な救済手段を与えること

たとえば、議事録の開示、利益相反の排除、再調査制度の確立などは、いずれも「例外的配慮」ではなく、制度として整備されるべきものだと私たちは考えています。

当事者の現実から見えてくるもの

この活動の出発点には、当事者の経験があります。
いじめによって学校に通えなくなった子どもが、調査の過程を知らされないまま、転校という選択を迫られる。
その間、「何が起きているのか分からない」「この判断でよかったのか確信が持てない」という不安を抱えながら、家族が決断を重ねていく。
制度が適切に機能しないとき、その不確かさと負担は、すべて当事者に引き受けられることになります。
私たちは、その構造を変えたいと考えています。

議会に求めたいこと

今回の陳情は、特定の誰かを責めるものではありません。
むしろ、制度を扱う立場にある議会に対して、「現状をどう認識しているのか」「どこまで責任を引き受けるのか」「何を変えようとするのか」を、言葉と行動で示していただきたい、という問いかけです。
アンケートへの回答と、提言への検討・実行は、その第一歩になると考えています。

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おわりに

いじめ重大事態は、個別の出来事でありながら、同時に制度の問題でもあります。
そして制度は、放置すれば変わりません。
しかし、問いを向け続ければ、少しずつ動き始めます。
今回の取り組みが、その「小さな起点」になることを願っています。
今後も、回答状況や議会の動きについて、順次ご報告してまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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